SPICA LEGATO 現場を止めない、プロ用プロンプター・開発中
ようこそ、なめらかな収録現場へ。
プロンプターを、エンジンから作り直しました。収録、配信、演説、式典。言葉を届ける本番のために。サブピクセル駆動の等速スクロール。解像度が違っても一致するマルチモニター。再生中に書き換えられる台本。そして日本語の原稿のための、本物の組版。
CORE PERFORMANCE — 現場が止まる、その手前で
止まるのは、たいてい
本番の途中です。
カメラは回っている。演者も乗ってきた。そこで「ここ、もう少しゆっくり」と言われる。原稿を直すために操作画面へ戻り、演者を待たせる。現場で失われる時間は、たいていこの数分の積み重ねです。動くだけでは足りません。演者と同じ画面のまま直せて、戻ったときに読み位置が動かないこと。それが現場の道具の条件です。
- 「ここ、もう少しゆっくり」再生を止めずに、その場で直せます。速度も、文字サイズも、行間も。
- 「この言い回し、変えたい」プロンプター画面のまま本文を書き換えられます。操作画面へ戻る必要はありません(本文の書き換え中は送りが止まり、抜けると同じ位置から続きます)。
- 「いま、どこ読んでる?」改行位置がどのモニターでも同じ。解像度が違っても、演者と操作者は同じ字を見ています。
- 文字が、わずかに震える1ピクセル未満・リフレッシュ同期の等速送り。読み手を疲れさせるのは、速さより揺れです。
- 式典で、順番が変わる複数の原稿を進行順に束ねておき、その場で差し替えられます。
- 本番前に、素の原稿が映ってしまう演者モニターだけを黒・スタンバイ・静止画に。操作画面はそのまま使えます。
どれも、うちが撮影で困ったものです。以下はその中身です。数値はすべて自動計測による実測です。
- 真実は「いま読んでいる文字」。ピクセルやスクロール量ではなく、原稿上の文字位置をただひとつの基準にして、各画面を導出します。
- 画面は導出、位置は共有。各モニターは自分の解像度で原稿を組み直し、同じ文字を読み線に合わせる。だから解像度が違ってもズレません。
- 1ピクセル未満で、リフレッシュに同期。速度は字/分で管理し、描画はサブピクセル精度の等速で進めます。
- 機能を足すたび、自動計測。スクロール残差・後退フレーム・禁則違反を毎回検証してから出す、評価駆動の開発です。
演者と同じ画面を見ながら、
その場で書き換える。
編集画面への切り替えはありません。プロンプター面をダブルクリックすれば、演者と同じ組版のままその場で直せます。書き換えているあいだ送りは止まりますが、抜けた瞬間の読み位置は1字もズレません。送り続けたまま直したいときは、左の原稿欄から書き換えれば再生は止まりません。ディレクターの直前変更に、演者が読んでいる最中でも追従できます。
本番中に、文字サイズも
行間も。演者を待たせない。
「もう少し大きく」に、収録を止めて応えるのが従来品。Spica は文字サイズ・行間・字間の変更をスクロール中に反映し、現在行を軸に再レイアウトするため、読んでいる行はその場に留まります。調整のために演者を待たせることがありません。
複数モニターに同時出力。
改行ひとつ、ズレない。
外部モニターへの複数同時出力に対応したプロンプター自体、ほとんどありません。Spica はさらに、フォントサイズを画面の実幅に比例させることで、解像度が違っても1行の字数と改行位置を全出力で同一に保ちます。変わるのは上下に見える範囲だけ。どのモニターでも、同じ文字が読み線に来ます。
いま、届ける演者 1920×1080
その言葉を
いま、届ける
ために。操作ウィンドウ
いま、届けるサブ出力 1280×720
背後のモニターを、
振り向かずに。
演者への返し(各外部モニターの表示)は、縮小された「返しビュー」として操作画面に並びます。出力ごとに正像・上下反転・左右反転を返しビュー上で個別切替できるので、ハーフミラーのリグが混在する現場でも手元だけで設営が完結。「範囲」ボタンを押せば、演者側に見えている領域が原稿上に帯で表示されます。
目が疲れない、
サブピクセルの等速。
1ピクセル未満の精度でリフレッシュレートに同期し、一定速度で進み続けます。実測の残差は RMS 0.04px、後退フレームはゼロ。機能を足すたびに自動計測でジャダーを監視する、評価駆動の開発です。
日本語の原稿に、
本物の組版を。
縦書き・ルビ(漢字《よみ》)・禁則処理・強調と反転と点滅のインライン記法。行頭に句読点が来るような表示は、一件もありません。縦書きへの切替はワンボタン、カンペモードやカード式への切替もトグルひとつ。同じ原稿のまま、現場に合わせて表示だけを変えられます。
縦にも組める。
あなたの声に、
画面が付いてくる。
読み手の話す速さをマイクから推定し、スクロール速度が自動で追従します。速く読めば速く、間を取ればゆっくり。音声はクラウドの音声認識に送らず、すべて端末内で処理する独自方式です。
FIELD TOOLS — 現場の道具として
本番を知っている機能だけ。
出力カバー(スレート)
本番前は演者モニターだけを黒・スタンバイ・静止画に。操作画面の作業は隠したまま。
反転出力(正像・上下・左右)
ハーフミラーのリグや折返し投影に。反転は出力ごとに個別設定でき、読み位置は読み線に留まります。
速度は広く、刻みは細かく
プリセット 120–1,200 字/分、微調整は ±10。ホイールでのオンザフライ調整。
複数原稿のランオーダー
式典・番組の進行に合わせて原稿を並べ、順に送出。カード式・カンペモードも。
ショートカットは全て変更可
現場のオペレーターの手癖に合わせて、主要操作のキー割り当てをカスタマイズできます。
タイマー・段落ジャンプ・栞
残り時間を見ながら、段落単位のジャンプとブックマークで原稿内を瞬時に移動。
SECURITY BY STRUCTURE
そして、台本は
この端末から出ない。
未公開CM・発表前IR・報道原稿。プロンプターに載るのは「まだ世に出ていない言葉」です。だから Spica Legato は、漏らさない努力ではなく、漏れる経路が存在しない構造を選びました。
音声認識サーバー
解析・テレメトリ
行動追跡・広告SDK
この図が示すのは台本・音声・利用状況の経路です。ライセンス管理の通信だけは、この3つとは別に当方のサーバーへ出ます(送るもの・時期は下の行のとおり)。
台本の送信先が、存在しない
台本・音声・利用状況を受け取るサーバーが、そもそもありません。保存も書き出しもローカルのみ。外に出るのはライセンス管理の通信だけです(内訳は下の行)。
アカウントも、行動解析もない
アカウント登録なし・テレメトリなし・行動解析なし。ライセンス管理で当方のサーバーが持つのは復元できない機器ハッシュと日付だけで、氏名・メール・IP は保存しません(決済にかかわる情報は決済代行の側にあり、当方は受け取りません)。
声追従でも、音声は外に出ない
ペースガバナーはクラウド音声認識を使わない独自方式。マイクの音声は端末内で処理され、どこにも送られません。
画面共有から台本を隠す
配信・リモート収録で、プロンプター窓だけを共有対象から除外(OSのAPI)。うっかり台本を映す事故を構造で防ぎます。
ライセンス検証は端末内 — 通信は、あなたを守るときだけ
検証は体験版・Pro とも暗号署名(Ed25519)を端末内で照合。送り先は当方のサーバーのみで、第三者を経由しません。体験版はライセンスそのものが無く、通信しません。Pro が通信するのは有効化・解除と、期限更新(およそ月1回)のときだけ。送るのは鍵と復元できない機器識別子ハッシュで、返金済み・流出した鍵を止めて正規ユーザーを守るためです。それ以外の送信はありません。送った履歴(日時・送り先・送ったフィールドの名前・結果)はアプリ内で全件確認でき、通信できない状態でもライセンスの有効期限まで(初回は30日・更新後は最長90日)動き続けます。台本・音声・利用状況を送らない構造は、体験版でも Pro でも変わりません。ネットにつながっていない端末はライセンスデスクから QR で更新できます。
正直な注記:本アプリは開発中です。上のバッジは実際の実装状態をそのまま表示しています。「軍事級セキュリティ」のような言葉は使いません。経路がないこと自体が、いちばん強い保証だと考えています。
PRICING — 価格も、隠さない
買い切り。毎月は、いただきません。
- 1画面表示・横書き組版・編集・保存
- なめらかな等速スクロール(中核はここで確かめられます)
- 声追従(Beta)
- 透かし・字数・時間制限なし。使用期限もありません
- カード・カンペ・自動ルビ・ランオーダー
- 複数出力・返しビュー・出力別反転
- 縦書き・千鳥書き・指示フラッシュ
- 3台まで認証・30日間の無条件返金
| 機能 | 体験版¥0ひとりで試す | Pro¥19,800現場に持ち込む |
|---|---|---|
| 基本 — 体験版でも、ずっと | ||
| 日本語組版(禁則処理・ルビ・字間/行間) | ✓ | ✓ |
| サブピクセル・スクロール/速度・マーカー | ✓ | ✓ |
| プロンプター画面のインライン編集(本番中の直接修正) | ✓ | ✓ |
| 台本の読み込み / 書き出し・自動保存・クラッシュ復帰 | ✓ | ✓ |
| 透かし・字数・時間の制限 | なし | なし |
| 声追従(Beta) — 読む速さに合わせて台本が進む | Beta | ✓ |
| 現場に持ち込む — Pro から | ||
| カード式 — 要点だけを大きく出す | — | ✓ |
| カンペモード — ワンボタンで切替 | — | ✓ |
| 自動ルビ — 読めない字に振り仮名 | — | ✓ |
| 話者プロファイル — 人ごとの速さ・見え方を記憶 | — | ✓ |
| ランオーダー — 複数の台本を進行順に束ねる | — | ✓ |
| 画面の反転 — ハーフミラーのリグ越しでも正しく読める | — | ✓ |
| ブラウザリモコン — QR 読取・手元の端末がアプリ不要でリモコンに | — | ✓ |
| 現場に映す — Pro だけ | ||
| 出力モニタ(複数画面の同期・改行位置は解像度に依らず不変) | — | ✓ |
| 出力プロファイル(出力ごとに正像 / 上下反転 / 左右反転) | — | ✓ |
| 返しビュー・範囲帯(映っている領域を手元で確認) | — | ✓ |
| 指示フラッシュ(演者への合図) | — | ✓ |
| 日本語の見せ方 — Pro だけ | ||
| 縦書き(ワンボタンで切替・同じ原稿のまま) | — | ✓ |
| 千鳥書き(文節で改行し、左肩下がりに自動整形) | — | ✓ |
| ライセンス | ||
| 認証台数 | 認証なし | 3台 |
| ライセンス認証の通信(検証自体は体験版・Pro とも端末内) | なし | およそ月1回 |
| 送る中身(氏名・メール・IP は保存しません) | — | 鍵+機器ハッシュ |
| 無条件返金 | — | 30日 |
境界は「自分ひとりで試す」か「現場に持ち込む」かです。体験版は期限がありません。透かしも字数制限も入れていないので、中核であるなめらかな等速スクロールを、納得がいくまで試してから決められます。
Pro のライセンスは暗号署名キーを端末内で検証する買い切り。毎月の請求も、解約手続きというものも、最初からありません。
Q&A — 独自機能のはなし
聞き慣れない言葉を、
ひとつずつ。
スクロールを、しゃべる速さに合わせられますか?(声追従)
「声追従」で合わせられます。マイクの声を端末の中だけで解析し、読み上げのペースにスクロールが追いつく仕組みです。速く読めば速く、間を取れば止まります。マイク音声も台本と同じく、この端末から外へ出ることはありません。
演者に文字がどう見えているかを、操作しながら把握できますか?(返しビュー)
「返しビュー」は、演者側のプロンプター画面の縮小版を操作者の手元に表示する機能です。出力ごとに正像・上下/左右反転を合わせられるので、演者が実際に読んでいる向き・位置のまま手元で追えます。さらに「可読エリア・ガイド(ルーラー)」で、ハーフミラーで本当に見える範囲を返しビュー上にドラッグして示せるので、画面のどこまでが演者に届いているかが一目で分かります。
原稿を、読みやすい位置で改行できますか?(千鳥書き)
「千鳥書き」は、日本語形態素解析エンジンの kuromoji.js を使う整形です。kuromoji.js は文章を語(形態素)へ分解し、それぞれの品詞まで判定する仕組みで、Spica Legato はその結果から文節(意味のまとまり)の切れ目を見つけ、そこで改行します。単語の途中でぶつ切りにせず切れ目で折り返すので、目が次の行を拾いやすくなります。縦書きだけでなく横書きでも使え、横書きでも読みやすさが上がります。長い原稿はカードへ自動でページ分割されます。
タブレットモードのある PC を、そのままプロンプターにできますか?(メイン画面の反転)
操作画面そのものを左右/上下に反転できます。タブレットモードのある PC なら、ハーフミラー越しに正しく読める向きで据えられます。反転しても読み位置はマーカー線で保たれ、外部出力の映像には反転が伝わりません。
SPICA IMAGE CREATION — 事業紹介
映像制作の現場から、
道具を作っています。
スピカ・イメージクリエイションは、映像制作を本業とする小さな工房です。現場で「これがない」と困った道具を、ローカルファースト(あなたのデータは、あなたの端末から出ない)の一点を曲げずに作っています。
あなたのデータを、
あなたの手元に。