SPICA LEGATO 現場を止めない、プロ用プロンプター・Windows / Mac 版
ようこそ、なめらかな収録現場へ。
Windows 11 と Mac 用のテレプロンプター(プロンプター)を、エンジンから作り直しました。収録、配信、演説、式典。言葉を届ける本番のために。サブピクセル駆動の等速スクロール。解像度が違っても一致するマルチモニター。再生中に書き換えられる台本。そして日本語の原稿のための、本物の組版。
SCREEN — 画面の見取り図
どこに何があるか、
先に見ておく。
操作画面はこの 6 つでできています。番号は下の表と同じです。原稿ペインと操作パネルは、どちらも畳めます——現場では原稿を大きく出し、仕込みではパネルを開く、という使い分けになります。
CORE PERFORMANCE — 現場が止まる、その手前で
止まるのは、たいてい
本番の途中です。
カメラは回っている。演者も乗ってきた。そこで「ここ、もう少しゆっくり」と言われる。原稿を直すために操作画面へ戻り、演者を待たせる。現場で失われる時間は、たいていこの数分の積み重ねです。動くだけでは足りません。演者と同じ画面のまま直せて、戻ったときに読み位置が動かないこと。それが現場の道具の条件です。
- 「ここ、もう少しゆっくり」スタイル・速度読む速さも、文字サイズ・行間も、再生を止めずに変えられます。
- 再生を止めずに原稿を直したい原稿ペイン入力左の原稿欄で書き換えれば、送りは止まりません。
- 演者と一緒に、その場で直したいインライン入力プロンプター画面のまま本文を書き換えられます。操作画面へ戻る必要はありません(書き換え中は送りが止まり、画面はカーソルに追従します。演者のモニターも同じ箇所を映すので、二人で同じ行を見ながら直せます)。
- 「いま、どこ読んでる?」出力の同期改行位置がどのモニターでも同じ。解像度が違っても、演者と操作者は同じ字を見ています。
- 文字が、わずかに震えるサブピクセル等速1ピクセル未満の精度で、一定の速さで送ります。
- 式典で、順番が変わるランオーダー複数の原稿を進行順に束ねておき、その場で差し替えられます。
- プロンプターが斜めで読みづらい傾き補正演者モニターの表示を回して、リグの傾きに合わせられます。
- 本番前に、素の原稿が映ってしまうブラックアウト/スタンバイ演者モニターだけを黒・スタンバイ・静止画に。操作画面はそのまま使えます。
どれも、うちが撮影で困ったものです。以下はその中身です。性能の数値(スクロール位置の計算の残差・後退・禁則違反)は自動計測によるもので、何を測った値かを各項目に書いています。
- 真実は「いま読んでいる文字」。ピクセルやスクロール量ではなく、原稿上の文字位置をただひとつの基準にして、各画面を導出します。
- 画面は導出、位置は共有。各モニターは自分の解像度で原稿を組み直し、同じ文字を読み線に合わせる。だから解像度が違ってもズレません。
- 1ピクセル未満の精度で、一定速度。速度は字/分で管理し、描画はサブピクセル精度の等速で進めます。
- 機能を足すたび、自動計測。スクロール残差・後退フレーム・禁則違反を毎回検証してから出す、評価駆動の開発です。
演者と同じ画面を見ながら、
その場で書き換える。
編集画面への切り替えはありません。プロンプター面をダブルクリックすれば、演者と同じ組版のままその場で直せます。書き換えているあいだ送りは止まり、画面はカーソルに追従します。演者のモニターも同じ箇所を映すので、カメラ前の演者と手元のオペレーターが同じ行を見ながら直せます。送り続けたまま直したいときは、左の原稿欄から書き換えれば再生は止まりません。ディレクターの直前変更に、演者が読んでいる最中でも追従できます。
本番中に、文字サイズも
行間も。演者を待たせない。
「もう少し大きく」にも、収録を止めずに応えられます。Spica は文字サイズ・行間・字間の変更をスクロール中に反映し、現在行を軸に再レイアウトするため、読んでいる行はその場に留まります。調整のために演者を待たせることがありません。
複数モニターに同時出力。
改行ひとつ、ズレない。
Spica Legato は、外部モニターへの複数同時出力に対応しています。フォントサイズを画面の実幅に比例させるので、解像度が違っても1行の字数と改行位置を全出力で同一に保ちます。変わるのは上下に見える範囲だけ。どのモニターでも、同じ文字が読み線に来ます。
いま、届ける演者 1920×1080
その言葉を
いま、届ける
ために。操作ウィンドウ
いま、届けるサブ出力 1280×720
背後のモニターを、
振り向かずに。
演者への返し(各外部モニターの表示)は、縮小された「返しビュー」として操作画面に並びます。出力ごとに正像・上下反転・左右反転を返しビュー上で個別切替できるので、ハーフミラーのリグが混在する現場でも手元だけで設営が完結。「範囲」ボタンを押せば、演者側に見えている領域がプロンプター面に帯で表示されます。
なめらかに、
サブピクセルの等速。
1ピクセル未満の精度で、一定速度で進み続けます。スクロール位置の計算の残差は、実測で RMS 0.034px、後退フレームはゼロ。機能を足すたびに自動計測でジャダーを監視する、評価駆動の開発です。画面に出る滑らかさは、接続や環境にも左右されます。Windows では、演者用のモニターを OS のメイン(プライマリ)ディスプレイにすると、そのモニターのリフレッシュに合わせて進みます。描画した GPU がそのまま画面へ出す接続にし、収録中は常駐アプリを閉じてください。
日本語の原稿に、
本物の組版を。
縦書き・ルビ(漢字《よみ》)・禁則処理・強調と反転と点滅のインライン記法。行頭に句読点が来るような表示は、一件もありません。縦書きへの切替はワンボタン、カンペモードやカード式への切替もトグルひとつ。同じ原稿のまま、現場に合わせて表示だけを変えられます。
あなたの声に、
画面が付いてくる。
読み手の話す速さをマイクから推定し、スクロール速度が自動で追従します。速く読めば速く、間を取ればゆっくり。音声はクラウドの音声認識に送らず、すべて端末内で処理する独自方式です。
FIELD TOOLS — 現場の道具として
本番を知っている機能だけ。
出力カバー(スレート)
本番前は演者モニターだけを黒・スタンバイ・静止画に。操作画面の作業は隠したまま。

メイン画面の反転(左右・上下)
タブレット PC やハーフミラーのリグで、操作画面そのものをプロンプターに。左右・上下を切り替えても、読み位置は読み線に留まります。出力ごとの反転は返しビューから。

速度は広く、刻みは細かく
プリセット 120–1,200 字/分、微調整は ±10。Shift+ホイールでのオンザフライ調整。
複数原稿のランオーダー
式典・番組の進行に合わせて原稿を並べ、順に送出。カード式・カンペモードも。

主要操作のキーは変更可
現場のオペレーターの手癖に合わせて、主要操作のキー割り当てをカスタマイズできます(速度プリセットの 1〜9・矢印など一部は固定)。

タイマー・段落ジャンプ・栞
残り時間を見ながら、段落単位のジャンプとブックマークで原稿内を瞬時に移動。

SECURITY BY STRUCTURE
そして、台本は
この端末から出ない。
未公開CM・発表前IR・報道原稿。プロンプターに載るのは「まだ世に出ていない言葉」です。だから Spica Legato は、漏らさない努力ではなく、漏れる経路が存在しない構造を選びました。
音声認識サーバー
解析・テレメトリ
行動追跡・広告SDK
この図が示すのは台本・音声・利用状況の経路です。ライセンス管理の通信だけは、この3つとは別に当方のサーバーへ出ます(送るもの・時期は下の行のとおり)。
台本の送信先が、存在しない
台本・音声・利用状況を受け取るサーバーが、そもそもありません。保存も書き出しもローカルのみ。外に出るのはライセンス管理の通信だけです(内訳は下の行)。
アカウントも、行動解析もない
アカウント登録なし・テレメトリなし・行動解析なし。ライセンス管理で当方のサーバーが持つのはライセンスの記録(ライセンス ID・鍵・状態など)、ご注文と突き合わせるための番号、復元できない機器ハッシュと日付だけで、氏名・メール・IP は保存しません。ご購入時のメールアドレスやカードの情報は決済事業者の側にあります。決済の通知にはメールアドレスも含まれますが、当方のサーバーは読み取らず、保存もしません(当方が決済事業者の記録からご購入者へご連絡することがあります=プライバシー方針第8条)。
声追従でも、音声は外に出ない
ペースガバナーはクラウド音声認識を使わない独自方式。マイクの音声は端末内で処理され、どこにも送られません。
画面共有から台本を隠す
配信・リモート収録で、プロンプター窓だけを共有対象から除外(OSのAPI)。うっかり台本を映す事故を構造で防ぎます。
ライセンス検証は端末内 — 通信は、あなたを守るときだけ
検証は無料版・製品版とも暗号署名(Ed25519)を端末内で照合。送り先は当方のサーバー(Cloudflare の上で動かしています=プライバシー方針第9条)のみで、ほかの第三者を経由しません。無料版はライセンスそのものが無く、通信しません。製品版が通信するのは、あなたが「このパソコンを有効化」「今すぐ更新」を押したときだけです。裏で自動的には送りません。送る直前に、送り先と送る項目(ライセンス ID・このパソコンの番号・鍵の確かめ用の値の 3 つ)をすべて見せ、「送る」を押すまで何も送りません。返金済み・流出した鍵を止めて正規ユーザーを守るためです。このアプリが外へ出るのは、この 1 種類だけで、送り先は 1 か所です。通信履歴(日時・送り先・送ったフィールドの名前・結果)はその記録で、アプリ内で最新 200 件まで確認できます。アプリの言うことを信じなくても、OS の機能や通信を見張る道具で確かめられます(送り出すのは、OS に付いている curl というプログラムです)。通信できない状態でも、ライセンスの有効期限まで(有効化・更新から90日)動き続けます。台本・音声・利用状況を送らない構造は、無料版でも製品版でも変わりません。ネットにつながないパソコンは、メールでお知らせいただければ有効化コードをお返しします(ライセンスの説明)。
正直な注記:上のバッジは実際の実装状態をそのまま表示しています(「開発中」は、まだ入っていない機能です)。「軍事級セキュリティ」のような言葉は使いません。経路がないこと自体が、いちばん強い保証だと考えています。
PRICING — 価格も、隠さない
買い切り。毎月は、いただきません。
製品版の機能を使い続けるには、ライセンスの更新が要ります。有効化・更新から 90 日の期限が来る前に、アプリの「今すぐ更新」を押してください(料金はかかりません。ネットにつながないパソコンはライセンスの説明をご覧ください)。更新しないまま期限を過ぎると無料版に戻りますが(原稿はそのまま開けます)、期限切れで鍵が失効することはなく、更新すれば製品版に戻ります。当方のサーバーが止まった場合も、手元の期限(最長 90 日)までは製品版のまま動き、その後は無料版に戻ります。
- 1画面表示・横書き組版・編集・保存
- なめらかな等速スクロール(中核はここで確かめられます)
- 声追従(Beta)
- 透かし・字数・時間制限なし。使用期限もありません
- カード・カンペ・自動ルビ・ランオーダー
- 複数出力・返しビュー・出力別反転
- 縦書き・千鳥書き・指示フラッシュ
- 3台まで認証・30日間の無条件返金
| 機能 | 無料版¥0ひとりで試す | 製品版¥19,800現場に持ち込む |
|---|---|---|
| 基本 — 無料版でも、ずっと | ||
| 日本語組版(禁則処理・ルビ・字間/行間) | ✓ | ✓ |
| サブピクセル・スクロール/速度・マーカー | ✓ | ✓ |
| プロンプター画面のインライン編集(本番中の直接修正) | ✓ | ✓ |
| 台本の読み込み / 書き出し・自動保存・クラッシュ復帰 | ✓ | ✓ |
| 透かし・字数・時間の制限 | なし | なし |
| 声追従(Beta) — 読む速さに合わせて台本が進む | Beta | Beta |
| 現場に持ち込む — 製品版から | ||
| カード式 — 要点だけを大きく出す | — | ✓ |
| カンペモード — ワンボタンで切替 | — | ✓ |
| 自動ルビ — 読めない字に振り仮名 | — | ✓ |
| 話者プロファイル — 人ごとの速さ・見え方を記憶 | — | ✓ |
| ランオーダーへの保存 — 自分の原稿を進行順の束に加える(読み込みは無料版でも可) | — | ✓ |
| 画面の反転 — ハーフミラーのリグ越しでも正しく読める | — | ✓ |
| 現場に映す — 製品版だけ | ||
| 出力モニタ(複数画面の同期・改行位置は解像度に依らず不変) | — | ✓ |
| 出力プロファイル(出力ごとに正像 / 上下反転 / 左右反転) | — | ✓ |
| 返しビュー・範囲帯(映っている領域を手元で確認) | — | ✓ |
| 指示フラッシュ(演者への合図) | — | ✓ |
| 日本語の見せ方 — 製品版だけ | ||
| 縦書き(ワンボタンで切替・同じ原稿のまま) | — | ✓ |
| 千鳥書き(文節で改行し、左肩下がりに自動整形)— 句読点での改行は無料版でも使えます | — | ✓ |
| ライセンス | ||
| 認証台数 | 認証なし | 3台 |
| ライセンス認証の通信(検証自体は無料版・製品版とも端末内) | なし | 有効化・更新を押したときだけ |
| 送る中身(氏名・メール・IP は保存しません) | — | ID+機器ハッシュ+鍵の確かめ用の値 |
| 無条件返金 | — | 30日 |
境界は「自分ひとりで試す」か「現場に持ち込む」かです。無料版は期限がありません。透かしも字数制限も入れていないので、中核であるなめらかな等速スクロールを、納得がいくまで試してから決められます。
製品版のライセンスは暗号署名キーを端末内で検証する買い切り。毎月の請求も、解約手続きというものも、最初からありません。
Q&A — 独自機能のはなし
聞き慣れない言葉を、
ひとつずつ。
テレプロンプター(プロンプター)とは、何ですか?
話す人が、カメラや聞き手の方を向いたまま原稿を読めるように、原稿を画面に流して見せる道具です。収録・配信・演説・式典などで使われます。Spica Legato は、Windows 11 のパソコンと Mac で動くテレプロンプターのアプリです。パソコンの画面や外部モニターに原稿を映し、ハーフミラーの機材と組み合わせて使うこともできます。
演者に文字がどう見えているかを、操作しながら把握できますか?(返しビュー)
「返しビュー」は、演者側のプロンプター画面の縮小版を操作者の手元に表示する機能です。出力ごとに正像・上下/左右反転を合わせられるので、演者が実際に読んでいる向き・位置のまま手元で追えます。さらに「可読エリア・ガイド(ルーラー)」で、ハーフミラーで本当に見える範囲を返しビュー上にドラッグして示せるので、画面のどこまでが演者に届いているかが一目で分かります。
原稿を、読みやすい位置で改行できますか?(千鳥書き)
「千鳥書き」は、日本語形態素解析エンジンの kuromoji.js を使う整形です。kuromoji.js は文章を語(形態素)へ分解し、それぞれの品詞まで判定する仕組みで、Spica Legato はその結果から文節(意味のまとまり)の切れ目を見つけ、そこで改行します。単語の途中でぶつ切りにせず切れ目で折り返すので、目が次の行を拾いやすくなります。縦書きだけでなく横書きでも使え、横書きでも読みやすさが上がります。長い原稿はカードへ自動でページ分割されます。
タブレットモードのある PC を、そのままプロンプターにできますか?(メイン画面の反転)
操作画面そのものを左右/上下に反転できます。タブレットモードのある PC なら、ハーフミラー越しに正しく読める向きで据えられます。反転しても読み位置はマーカー線で保たれ、外部出力の映像には反転が伝わりません。
スクロールを、しゃべる速さに合わせられますか?(声追従・Beta)
「声追従」で合わせられます。マイクの声を端末の中だけで解析し、読み上げのペースにスクロールが追いつく仕組みです。速く読めば速く、間を取れば止まります。マイク音声も台本と同じく、この端末から外へ出ることはありません。
SUPPORT — 使い方と問い合わせ
困ったときは、
ここから。
使い方は、どこで読めますか?
マニュアルに、インストール、キーの登録と有効化、2 画面と反転、ショートカット、アンインストールをまとめています。スマホで読めて、印刷もできます。ネットにつながない環境で使う方は、印刷してお持ちください。
無料版に期限はありますか? 製品版は買い切りですか?
無料版は無期限です。透かし・字数・時間の制限は無く、登録も通信もしません。製品版は ¥19,800 の買い切りで、毎月の請求はありません。製品版の機能を使い続けるには、有効化・更新から 90 日の期限が来る前に、アプリの「今すぐ更新」を押します(料金はかかりません)。違いは料金と機能の比較表にあります。
ネットにつながないパソコンでも、製品版は使えますか?
使えます。アプリに出るライセンス ID と「このパソコンの番号」を support@spicaimg.com へお送りいただければ、そのパソコン用の有効化コードをお返しします(手作業のため、お返事までお待ちいただきます)。有効化・更新から 90 日は、ネットにつながなくても製品版として使えます。
パソコンを買い替えたら、どうなりますか?
1 本のキーで 3 台まで使えます。入れ替えはサポートが承ります。手順はライセンスの説明にあります。
問い合わせ先は?
support@spicaimg.com(通常 2〜5 営業日以内に返信します。電話・チャットの窓口はありません)。うまくいかないときは、アプリの「診断情報をコピー」で写した 1 行を貼っていただけると、原因をたどりやすくなります(版とビルドの識別も入っています)。お返事の案は、お名前やメールアドレスなどを除いたご質問の文を生成 AI(Claude)に入力して作ることがあり、当方が確かめてからお送りします。AI を使わないでほしいときは、件名の先頭に【AIなし】と書いてください(プライバシー方針第5条)。
SPICA IMAGE CREATION — 事業紹介
映像制作の現場から、
道具を作っています。
スピカ・イメージクリエイションは、映像制作を本業とする小さな工房です。現場で「これがない」と困った道具を、ローカルファースト(あなたのデータは、あなたの端末から出ない)の一点を曲げずに作っています。
あなたのデータを、
あなたの手元に。